端書

Selene~エンディミオンの微睡み~ オマケテキスト

  • どうも、今回もシナリオの全般的なライティングを担当いたしましたam0と申します。
    今項は恒例となりつつあるオマケテキストでございます。
  • さて、いつもの裏設定とか諸々を。
  • 裏テーマ

  • 親子愛。
    あのひとたち=両親=<ボトルシップ>の製作者。
    セレネにとって<ボトルシップ>は無機物という認識は最初からある。
    機械との会話は、例えば言葉を理解できないペットと会話をするようなものであり、
    もしかしたら言葉以外で理解できているかもしれないけれど、
    実質的に言葉のやり取りはほとんど意味が無い、という事を把握している。
    もちろん、<ボトルシップ>はその応答から察するに高等なAIで構築されていて、
    またそれらが何処かしらへフィードバックされるであろうことも。
    つまりセレネの会話は<ボトルシップ>を通してあの人たちとの間接的な会話をしている、
    という事を彼女は理解したうえで<ボトルシップ>と会話している。
  • あまりの仕事の忙しさに思春期の娘と一緒にいられない両親。
    しかし彼らは娘のことを忘れたわけではなかった。
    <ボトルシップ>を作り上げ、娘と合わせるというサプライズを用意した。
    ギフテッドと呼ばれ歳相応以上の知識や知恵を持ち、
    両親の愛を知りながらも、しかしその愛に対して
    十分な成果を持って応えられていないと考えるセレネ。
  • 少しだけ行き違う家族の思い、
    そのわだかまりを解く物語がこの裏側で流れている。
  • ……そんなんわかるか、という感じですね。
    前半はセレネのぎこちない演技ってわけなんですが……
    後半は割と感化されて真面目に<ボトルシップ>が羨ましいと思ってる部分もあるわけです。
    ……あくまで無機物として。
  • エンディミオンって誰?

  • タイトルになってるというのに未登場。
    誰なんよ? 地球に降りた<ボトルシップ>の事かい?
    って感じでしょうけど、実際は誰でもありませんw
  • 未知である未来の象徴みたいなもんだと思っていただければ。
    きっと親がそうしてきたようにいつか自分も恋をするだろう。
    そんな感じでいつか会う誰か。そんなイメージですかね。
  • 最終的には結局<ボトルシップ>になるのかもしれませんが、それはまだ先の話。
  • 時間断層って結局何?

  • 月に住まうセレネは大地に住まう少年エンディミオンに恋をした
    だが、理に従って年老いる彼の姿を憂えたセレネは
    大神ゼウスにエンディミオンに不老不死の眠りを与えるように祈りを捧げた
    セレネは老いぬままに眠るエンディミオンと幾度と無く逢瀬を交わし、
    そして、エンディミオンは未だ眠りの内。
  • 上記が作中の主題部分。
    作中で明らかになる事ではないけれど
    下記の様に書き換えられる
  • 月へと居住空間を移した選ばれた一部の人々は
    地球の未だ残された資源への渇望を感じていた
    自然の理に従ってただ滅びの道へと突き進む地球を憂えた彼らは
    地球内部のエネルギーを統制するコンピュータに地球凍結プログラムを実行させ
    滅び行く地球の時間を止めようとする。
    その結果生まれた時間の断層によって地球は時の歩みを限りなく遅くした。
    天上人たちの幾度とない地球探査・採掘計画を経て…
    未だ地球の時間は停止したままである
  • 地球との時間断層は月の特権階級の人々によって意図的に生み出されたものであり
    月の地下都市に住む人々は運良く箱舟に乗せられた動物に過ぎない…
  • 科学的にどう、とかいう検証は全てスルーしてます。
    これだけ大上段に構えておいてSFじゃないんです、この作品。
  • 歌の意味

  • 海の都市
    mare cities
  • 月のクレーター下に建設された20の地下都市群。
    元来、宇宙開発の拠点として建設計画が始まっていたが
    これらの都市以外にも時間断層の発生によって
    開発の断念を余儀なくされ、未完成のまま放置されている都市もある
  • クレーター自体が海の名前で呼ばれている為
    総称として海の都市と呼ばれている
  • それらの都市は各クレーターの名前で呼ばれている
  • プロセラルム(嵐)
    インブリウム(雨)
    スプマンス(泡)
    コグニトゥム(既知)
    クライシウム(危難)
    ヌービウム(雲)
    インジェニー(賢者)
    フリゴリス(氷)
    トランキリタティス(静か)
    インスラルム(島)
    ヒューモラム(湿り)
    ヴァポラム(蒸気)
    ウンダルム(波)
    セレニタティス(晴れ)
    オリエンテル(東)
    マージニス(縁)
    アングウィス(蛇)
    アウストラル(南)
    ネクタル(神酒)
    フェカンディタティス(豊か)
  • 未完成の都市は
    スミセィ(鍛冶屋)
    フンボルティアヌム(フンボルト)
    モスコヴィエンス(モスクワ)
  • と、こんな設定が勿体無かったので歌で登場。
    本当に繋げただけで意味は全く無いのです。
    あと下三つを未完成にした理由は意味的に使いづらかったからw
    ラテン語の読みは適当で大分間違ってると思われるので本編ではほとんど利用せず。
  • カティ

  • アストラエア2のマスターAI
    名前の由来は帆船カティサーク。
    更にその由来は短いシュミーズ(を着た魔女)。
    船首像は馬の尾の毛を握る魔女。
  • そんな理由で小さな魔女と呼ばれてます。
    あと何かの作品でAIだかオペレータの事をウィッチって呼んでた気がする。
    どうでもいいけどカティサークは紅茶を運ぶ船だったんですな。
  • 紅茶を運ぶ英国船>紅茶を運ぶ英国メイド>紅茶を運ぶメイドロボ……
  • いいじゃないですか?
  • 発想の基盤

  • これは幾つか。
    まず元気ロケッツの「HeavenlyStar」
    これはまんまですね。地球に憧れる月の少女の物語、ってトコは完璧に一緒。
    あとは植村花菜の「太陽さえ孤独」
    雨上がり、涙で曇りがちだった昨日とはうって変わって、今日と言う空は晴れ晴れとしていて。
    太陽は限りなく今の私に力を与えてくれる。未来はただ真っ青な空。
    ……どっちも元気の出る曲な筈なのに何でこんなトーンの低い作品になったんだろう……
  • 幾つかのキャラやメカの命名はスクウェア(当時)の「アインハンダー」から。
    月に絡んだ名称を多数使ってるんで、逆にいうと避けて通れなかった感もありますが。
    ちなみに、福井さんの曲はどれも名曲揃い。「プロジェクトシルフィード」とか大好きすぎる。
  • 恒例の歌詞

  • 3度目のなんとか。
    今回は恐れ多い事に英詩です。無茶やってます。
    当人には高校卒業程度の英語力しかありません。
    会話どころかヒアリングですら厳しいというのに!
    というわけで文法的にはどうにも支離滅裂ですが
    その点、平にご容赦を。
    また、声を入れたバージョンでは少々異なる事も多々ありますのでその点、ご留意いただきたく。
  • 「Reign under the Moonlight」
  • (I owe you. You owe me)
    (we're spending same time)
    (I owe you. You owe me)
    (walkin' on a same road)
  • You sleep through all eternity
    I think of the earth far away
    Light connects bonds of us
    Eyes that shine in silver
    haunt for hunt
    Even in the dark. can't tear us
    Until frozen time melts away
    I am on the side of you eternally
  • i fell in love with not seeing yet
    I fear that has not been seen yet
    I will over the fault to see you
    I am (He is) still sleep inside
  • (I owe you. You owe me)
    (we're living same time)
    (I owe you. You owe me)
    (walkin' on a same road)
  • 「つきのみよ」
  • 君は永遠に眠る
    私は遠く離れた大地を想う
    光は二人の絆を結ぶ
  • 銀に光る瞳は獲物を探して彷徨う
    凍った時間が融けるまで君を見ている
    闇でさえ私たちの絆を引き裂くことはできない
  • 私は未だ見ぬ誰かに恋をした
    私は未だ見ぬ何かを恐れている
  • やがて時の崖すら越えていく
    私は(彼は)未だ眠りの内
  • 私は君を、君は私を互いに支え
    同じ時を過ごしている
    私は君を、君は私を互いに支え
    同じ道を歩んでいる
  • 後書き

  • さて、ここまでお付き合い頂き、真に有難うございます。
    今回は制作期間が割に短かった事もあり、自分的には難産で
    やや低調な文章になったかなぁと思う部分もあるのですが、
    相も変らず、私以外の部分の完成度は高く、
    また今回は逸材のお二方が加入してることもありますので
    その職人芸をご堪能いただければと存じます。
  • で、次回作の展望などをちらと。
    個人的には「EDEN」シリーズへと回帰したいかな、と思いつつも
    これまでの不思議空間モノとはちょっと違う作品にしたいな、などと思っております。
    前作「AbendEDEN」でちょろっと出てきた彼も結局出番なかったですしね!
  • それではまた、何処かでお会いできます事を。