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N.E.D.E ~ オマケテキスト

  • シナリオ担当のam0です。毎度おなじみ?のおまけテキストであります。
    C77向けのWin版では取り急ぎの作業だったので短めでしたが iPhone版のリリースにあたって書き足しを幾つか。

    本作のシナリオはチーム初の分担作業で行われまして
    自分の担当は実質的にひかりと智一の二人分だけでありました。
    まぁ、最初は二人分だけ、という話でしたが最終的にとりまとめを預かる事になって
    最近のam0シナリオ恒例となりつつある魔女のヒトが出てきて話をしめてくれております。

    全作とも名前が違うのでわかりづらいと思いますが
    過去am0担当のシナリオだとセレネ以外では毎回登場しておりますので
    興味のある大分奇特なお方はもう一度読み直してみると面白いかもしれません。

    ・・・いや特に何があるわけじゃ無いですけどね?

    ちなみにセレネにも魔女の単語が僅かばかり登場してるんですけど
    一応アレもセレネの開発した物でありながら
    魔女のヒトの関わりが含まれているという裏設定があったりも。

    本筋になんら絡んでないですけどね。

    「世界の終わりを前にして少年少女たちが取る選択」というワンシチュエーションが今回の骨子なのですが
    それを中心に過去作の要素を様々盛り込んだり、新たな制作方法をとってみたりと個人的にはチャレンジの多い作品になったと思います。過去作との絡みといっても物語に直接影響する要素はなんら無く
    ただ最後の一文でチョコチョコ言及しただけで
    過去作を統括するとかそういう意図は全く無いわけですけれども。

  • ところでまず最初に断わっておくことがありまして
    この物語の四篇はそれぞれ独立したオムニバスであり、それぞれの物語は個々の可能性世界である、ということです。
    それぞれの話は基本的に全く繋がっていません。
    最後に強引に合流するエピローグまで彼らはそれぞれの世界の「ホロビ」に直面して苦悩することになります。
    なので智一の一人称が微妙にずれていたり、四人の関係性が微妙にずれていたり、そもそも世界の様相が全然違っていたりと いくつもの相違点があることになります。

    で。本作を読み終えた人には「ホロビ」がなんなのか、とかそもそもどんな風に世界が終わるのか、とかが気になるところでしょうか。

    これもまた毎度のことながら
    お前のところの作品は大作のオープニングで終わるよな、とか
    曖昧な部分が多くて何かモヤモヤするとか
    よく言われるような気もするのですが
    これが予想の範疇というかむしろしてやったりというか。

    そもそものコンセプトとして小劇場作品的な作品、
    1シーン1シチュエーションで描ききれる物語を作ろうというのがあるので
    枠の外の事は文字通り埒外というか、マクガフィンみたいな物で
    そこを言及しないからこそ生まれる妙で不思議な雰囲気みたいなものを
    まとわせる事で広がりを持たせられればなぁ、という意図があったりもします。

    am0の場合は様々なガジェットや単語を配置する事で酷く言えばハッタリを利かせて
    何なんだこれは?という読み手の心に引っ掛けるフックにできればいいな、と思うわけです。
    勿論それらはただの登場人物にとっては実に重要でも
    読み手にとっては実はどうでもいいもの=マクガフィンでしかないので
    フックにはなってもその先に導かれる何かでは無いわけです。
    ところが往々にしてそれらの要素を無責任に投げっぱなしジャーマンしがちなので
    一応こんなことを想定してるんだよ、という事をあくまで裏設定と断わった上で
    このおまけテキストでちょこっと語らせていただきます。

    事象、つまり世界に起こる全ての物事というのは動と静で成り立っていると想定します。
    ミクロに見ると分子や原子の活動と停止が集まって世界を構成しているわけですが
    これをマクロに見ると世界とは「世界を動的に動かす力」と「それを止める静的な力」のバランスによって成り立っているのではないか、とざっくり仮定をします。
    本来、これらの活動はどちらかに天秤が傾く事があってもバランスを完全に崩してどちらかに倒れる事はまず無いはずです。

    世界の現状を鑑みればやや動的に過ぎる文明を築きつつあるような気もしますが
    宇宙レベルで見ればまだまだ全然許容範囲のレベルでしかないわけです。
    ところがこの物語では社会を動かす動的なベクトルが完全に零方向に倒れていったらどうなるだろう?という
    まずあり得ない仮定の上に成り立っています。

    物理的な熱を失うのではなく、精神的な熱を失うイメージで
    そもそもこの先どうなるかなんて誰にもわからないんだけどみんなで気力なくしてグダグダになったら
    人類総ひきこもり化とかなんかそんなことになって世界が終わっちゃうんじゃないか、というイメージを
    誰とも無く世界そのものを通じてみんなが共有するに至ってる状態だと思ってください。
    で、今よりチョット進んだ電子計算によって弾き出されたその分岐点が翌日に迫っている、と。
    精神的な氷河期が決定的になる日。それが一つの世界の終わりの日だ、と。
    つまりそのようにして具体化した世界の終わりが「ホロビ」というわけです。

    そんな馬鹿な、そんなもんでヒトが滅びるわけがないと普通は思うでしょうが
    気力や精神力といったものも一つのベクトルとしてヒトの心の中に確固として存在するわけで
    それらを完全に失えばヒトは誰もが立ち上がれなくなってしまいます。
    誰かが最近景気悪いよねと言えば特に根拠も無くそうかもしれないと思ってしまうことがあるように
    それらは時にマイナスの連鎖を起こします。
    ヒトの精神は個別に存在しながらも環境や他者によって大いに影響を受けます。
    科学技術に大いに依存している我々が技術を駆使した結果、世界が滅びるのが決定的だと判明すればどうでしょう。

    それは傍から見れば滅びの神託を受けて絶望する人々とそんなに変わらないとしても、
    「滅びると判ってしまった」人たちにとってはどうしようもない事実として確定してしまうのではないでしょうか。

    そこで主人公たちの登場です。
    主人公とは読み手に仮託された登場人物なので
    「そんな馬鹿な理由で世界が滅びるわけないでしょ?」という思いが心の奥底にある人物たちです。
    他の誰も彼もが諦めている中で彼らだけが、
    ひどく打ちひしがれても、心の中で孤立をしても、実際に立ち上がる気力をなくしたとしても、現実を見ることを忘れて夢の中にいたとしても。

    それでもまだ読み手がいる限り立ち上がれる可能性を秘めているのです。

    断片的なそれらが具体的にカタチになったのが作中に登場するロボットです。
    これがあれば戦える!という彼らのイメージが具象化したのであんなカタチになっているのですが、
    本来は篝火レポートでも書いたとおりに巨大な(つまり可能性世界に跨るほどの)事象観測機です。
    勿論そんなものは作中の技術レベルで生み出せるわけは無いのでオーパーツ同然の存在。

    何なのかは判らない、何処から来たのかもわからない謎のデカブツとして扱われているわけです。
    ただそれでもおぼろげにこれがあれば何かが変わるんじゃないか、という淡い期待が生まれる事で
    「ホロビ」の進行に対する楔のようなものになっていたわけです。
    ちなみに篝火の方でも書いていますがイメージの具象化=ロボット自体が巨大な「幻想種」です。
    更にちなみに「ホロビ」を滅ぼす方法についてですが んでもって強引な力技ですがゼロである「ホロビ」に対して1である存在を足してやれば「ホロビ」消えちゃうんじゃない?と。

    エンディングで智一が言っていたように「0ではない可能性」を探す事、ってのがそれで
    「ホロビ」の具象化というのはその過程のようなものだと。

    さて「ホロビ」などと言って大分突飛で大仰な話になってしまいましたが
    チョット目を現実に向けてみれば結構同じようなもので
    目の前に突きつけられた絶望しそうな現実も大きく見れば実はそんな大した事無いよね、とか
    そういう事を言いたかったような記憶があります。

    ・・・こうして書いてみると毎度毎度同じの生命賛歌なんですけれども。
    そこは一つの反省点ですね。
    長くなりましたが今回は自分の担当総テキスト量が少なかった分、語り足りなかった面もあったようで
    気が付けばおまけテキストがこんな分量に・・・
    長々とこのようなところまでお付き合いいただきありがとうございました。
    願わくば次回以降もまた一読いただけますことを。


  • テーマ曲歌詞

  • 「Goodbye the twilight road」
    作詞Team Eye Mask 作曲ちゃぼ 唄39*
  • 1
    クレジット 流れ出した
    セピア色にかわり うすらぐ舞台

    観客は立ち上がり
    気だるげに 伸びして あくびまみれ

    段々とヒトが消えて
    客席はもぬけの殻
    だけど日常演じる僕らのシュウマツもただの日々

    like scareclow?
    孤独に 見つめているの?
    behave like lion?
    臆病 震えてまつだけ?

    Dying crazy world
    死にゆく世界にいきて
    Craving for suicide
    あなたと二人おちていきたい

    諦めて無為にいきるのか
    せめて意味ある時を過ごすのか

    出来るのはそれが全てなら
    たがのはずれた 終わる 今日を生きよう
  • 2
  • ト書きのない この舞台
    演目は極彩色
  • だから日常を演じる僕等の
    シュウマツはタカラモノ

    Need a true heart?
    好きの意味をしりたい?
    Wanna back to home?
    未来 行く末知るため

    Die in the dazzling world
    死にゆく世界にいきて
    Craving for suicide
    あなたと二人おちていきたい

    諦めた夢を拾うのか
    他の価値ある明日を探すのか

    やることが他にないのなら
    あなたと一緒にいこう

    諦めて無為に生きるのか
    せめて意味ある時を過ごすのか

    出来るのはそれが全てなら
    たがの外れた終わる今日を生きよう

  • 「Dazzling Eden」
    作詞Team Eye Mask 作曲ちゃぼ 唄珠梨

    1
    透き通る 窓辺の景色
    見つめれば そこに 儚い明かり

    瞳に映る 絢爛の楽園
    手を伸ばせば それは 遥けき明日

    どこにでもいて どこにもいない
    消え去りそうな 確かな現実

    果てなく煌く ぼくらの道が (Never end dazzle)
    いつか巡りあって 交差するよ(winding cross road)

    移ろい揺らめく 世界の中で(in the world)
    きっと変わらない 想い Dazzling eden

    2

    街濡らす 静かな雨音
    見上げれば 雲に 潜む晴天

    月翳る 終末の深淵
    声を上げれば 響く 零のモノクロ 

    誰であって 誰でもない
    現にかすむ 刹那の黄昏

    いくつも列なる ぼくらの星が (layer Our worlds)
    いつか出会いそして 一つになるよ(we'll be one)

    煩い戸惑う 世界だけれど(in the world)
    笑顔でいられる 仲間 Dazzling eden


    どこにでもいて どこにもいない
    誰であって 誰でもない
    セカイが紡ぐ 絢爛の楽園

    果てなく煌く ぼくらの道が (Never end dazzle)
    いつか巡りあって 交差するよ(winding cross road)

    移ろい揺らめく 世界の中で(in the world)
    きっと変わらない 想い Dazzling eden

    いくつも列なる ぼくらの星が (layer Our worlds)
    いつか出会いそして 一つになるよ(we'll be one)

    煩い戸惑う 世界だけれど(in the world)
    笑顔でいられる 仲間 Dazzling eden